将来設計とお金を考える!~FPを学び、一歩先へ~

皆さんは将来設計・資金計画はどのように考えていますか?

自分で調べ考えて大体でやっている方、又はファイナンシャルプランナー(以下、FPと称する)への相談で計画を練っていく人など様々であると思います。

そんなFPといえば、金融・保険・税制などの知識を幅広く持ち、顧客に対して必要な情報を整理・提供をして、ライフプランニングを支援してくれる職業を考えると思います。

幅広い知識が必要になり、「将来に向けて知識を調べるのもたいへんだし、必要ならお金を出し相談すればいい…FPで働く気のない私には必要ない資格だな~」と、思う人も多いかと思います。

確かにFPとして働かない人に対して、取っておけばいいよ!と言える資格ではないかもしれません。

しかし、断言します!

FPの知識は一個人にとって、将来設計をするしない、資格取る取らないにかかわらず、とても重要で学ぶべきものだと宣言します!

目次

学び始めた理由

私はここ最近までただ何となくで10年近く働いて、あまり資産設計やライフプランに対して関心がありませんでした。

よくも悪くものんびり屋さんで「何とかなるだろう」精神で生活してきました。

家計簿はなんとなしで付けていましたが、ただ貯蓄の増減の把握をしていただけでした。

しかし裏では住宅ローンや奨学金返済の負債なども潜んでいましたが、家計簿には反映されておらず資産の把握は全く持ってできていませんでした。

そんなおり、コロナショックでの投資ブーム。住宅ローンもあり借金をなるべく早く減らしていきたいという思いもあり、知識もなくデイトレーナの真似事で資金6桁台とさようなら~

その後に、両学長のyoutubeとお金の大学という本に出会い、貯蓄だけでなく自身を取り巻く資産のありようを整理した上で堅実に、お金を増やしていく大事さを覚えました。

その両学長のyoutubeの動画で、FPの知識範囲を知りました。

FPの知識範囲は、一個人が資産形成を考えていく上の教養の基礎として重要なものを網羅しています。

そして改めてFPを調べていく上で自分に足りない知識が多いなと思い至り、なにも知識がない状態では、また株と同じ痛い目を見るだろうなと考え、資産形成を考えていく上でまずはFPの知識を学ぼうと至った次第です。

フィナンシャルプランナーの知識範囲とは?

FPの知識には、大きくライフプランニング・リスクマネジメント・金融資産運用・タックスプランニング・不動産・相続事業継承があります。

こう分野で分け言葉に出すと、なにやら難しそう、覚えるの大変そうと感じる人も多いかと思います。

しかし一つ一つ見ていくと普段生活している中でも関わっていく知識は多数あります。その普段得てきた知識と合わせて学んでいくと「すっー」と頭に入っていく情報も多数あります。

あまり身構えず、本を開いてみて読んでみると意外と面白いかもしれませんよ

ライフプランニング

ライフイベント表やキャッシュフロー表などの作成方法、教育費用や社会保険・公的年金等について学びます。

これは家計簿をつけている人や子がいる親、国民健康保険や老後年金などに関わってくる知識です。

こう見るとただ生きている中でも関わってくる内容ですよね。

社会保険で私たちは健康・労働共にどのように支えられているのか?活用できるものはあるのか?年金はどのような仕組みなのか?支給額はどうなるのか?

など、今や将来を考えていく上での基礎となるので十分知る意義はあると思います。

リスクマネジメント

リスクマネジメントは、日常生活での事故や病気などのリスクを確認し、どの程度の損害になるかを測定し、リスクが発生した時の対処方法を考え、今後に備えた一連の見直しを行っていくことです。

ライフプランニングで学ぶ公的保険もありますが、基本は皆さんがよくいう生命保険や医療保険、損害保険(個人賠償や自動車保険など)になります。これら国公以外が行う保険を私的保険といいます。

この私的保険もよく関わってくる個人の方が多いかと思います。

分野内では私的保険の種類や保険料の仕組みや保証内容、保険料控除の仕組みなどを学ぶことができます。保険金を受け取った時の税徴収の仕組みもありますよ!

特に子を育てる親などは生命保険を考えている人もいるでしょうし、公的保険の健康保険・私的保険の医療保険を見比べながらどのような保険が自身に必要になってくるか理解することもできるので、学ぶべき価値ありです!

金融資産運用

投資ブームになった昨今の株や債券、投資信託等の知識はもちろんのこと、その経済を取り巻く環境とは何か?経済・景気の指標はどのように決められているのか?預金・金融商品に対する消費者への保護制度などの知識が入ってきます。

利回りの計算や株投資における指標の計算方法なども学ぶことができます。

資産運用を考えていく人はここで基本を学べますね。

タックスプランニング

逃れる事ができない税徴収の仕組みですね!10種類の所得の説明と、それぞれの税率・徴収方法や税の計算方法などを学べます。

会社員なら年末調整がある!などと呑気にしていたら私のように知らぬまま税が引かれるばかりです。

どのように税が引かれているのか?各所得はどのように申告しなければいけないのか?住宅ローン控除や寄付控除はどの額が控除されているのか?税申告による損を無くすため損益通算ってなにか?

などを知ることによって不要な所得税を払わなくて済んだり、次年の住民税が軽減されたりするので、資産を築きたいという人は絶対知っておくべきものですね。

不動産

登記や不動産価格の評価方法、取引方法、不動産の法令や税金に関することが学べます。

ここは興味が薄れる方もいるかと思いますが、賃貸はどのような法令で行われているのか?戸建てやマンションの税徴収はどう評価されている?不動産譲渡時に把握しておくべき制度は?

など、少なくとも関わってくる部分はあると思います。一情報としては知っておくべきだと思います。

相続事業継承

事業継承という部分では雇われで働いている方にはあまり関係ないですが、個人間の資産の相続や譲渡について学ぶことができます。

あまり関係ないと思う方もいると思います。しかし何気何しやった夫婦間や子供への譲渡などでも税がかかってくることがあります。申告しなければ後々に痛い目にあうことも…

また自身が死んでしまった時に残ったお金や保険金にも相続税がかかることがあります。

なんとなしでやっていると思っていた以上に資産が残らないことも…

あまり資産がないよ…と言われると今回の知識は価値が薄れるかもしれませんが資産設計を考えているのであれば少なからず小金持ちを視野に入れているはず。

知っていて損はありません!

以上のFPの基本的知識の上に、メリットになるであろう事柄を下記にまとめました。

メリット

ライフプランの考え方、家計管理の基礎が学べる

ただ家計簿をつけるだけでなく年収・将来の資産の増減の予測などを踏まえながら、各年度におけるイベント(出産、学校、定年など)を織り交ぜたライフイベント表・キャッシュフロー表の作成方法を学べます。FPの基礎の部分ですね!

これにより現状いくら溜まっているかだけでなく、遠い10数年後へいくら必要になって現状何をすべきか?などを考えていけるようになるわけです。

身の回りを取り巻く保険の内容の基礎がわかる

公的な社会保険や年金、私的な生命保険や医療保険などでどのような補償がされており、資金の補助が入るのかをライフプランニング、リスクマネジメントで知ることができます。

中には社会保険や現状の預貯金・収入から、「この私的保険はリスクの程度から不要だったじゃないか」という方もでてくるかもしれません。

日本人は不安を駆り立てられ、必要以上に保証を求めてしまうところもあります。

今一度保険とはどのようなものかを学び直すのもよいかもしれません。

資産運用の基礎の知識が得られる

現在の金利では貯蓄だけでは資産形成が難しいと言われています。資産形成の手段として用いられるのが株、債券、投資信託ですが、その基礎的な知識が学ぶことができます。

ただ株や投資信託などは、何もしなくても増えることもあれば減ることもある資産です。何も考えずこの世界に入っていくと、「考えていたのと違う!」となることでしょう。

他にも資産運用方法はありますし、保険や年金の受取額・預貯金と相談して本当に資産運用が必要かの判断も必要です。将来起こったイベントで自分にどのように資金が入るのか?自分に適した資産運用かどうかを知るためにも学ぶべきことがたくさん盛り込まれています。

金融資産運用の分野は特に目を通しておくべきでしょう。

税金の仕組み、税金対策について知識が得られる

昨今では投資を始めた、ふるさと納税を始めた、メルカリで物を売っている、暗号資産にも手を伸ばしたよ!という方々がたくさん増えたと思います。

そんな人たちも気付かず税申請が必要な状態になっていたり、申請をただ忘れていたり、申請していれば損した分を通算して税減額ができたりなど、後々後悔する場面が出てくることも考えられます。

資産を築いていきたいという方は、金融資産運用だけに囚われず、タックスプランニングの知識も十分に役に立つことでしょう。

法人立ち上げ、副業の際にも役立つ

FPの知識では記載を省いてしまいましたが、特にFP2級の知識範囲になると法人や個人事業主に対する保険や保証の制度、事業税や法人税、事業運用にかかわる不動産や事業相続など、事業上必要になる基本の知識を学ぶことができます。

もちろん全体を学ぶことでFPとして活動し、独立することも可能です。

デメリット

知識の範囲が広く、すべて学ぶには時間が掛かる

FP資格を取る前提で考えると、FP3級の知識範囲では150時間、FP2級の知識範囲では300時間、FP1級になると500時間以上必要になると言われています。

すべての知識を把握しておきたいっという方は、時間をかけて学んでいくことを覚えておいた方がよいでしょう。

また上記の時間をかけなくても、必要だと思った知識を部分的に吸収していけばよいですし、深く知識を求めない限りはFP2級あたりまでの知識で個人的には十分かなと私自身勉強して感じました。

※資格だけとりあえず取得したいって方は、上記時間まで勉強しなくても受かることはできます(私の体験談です笑、2級までの試験自体はそんな難しくなかったです)

FPや知ってる人に相談した方が早い、ご時世ネットでその場で調べられる

ぶっちゃけてしまいましたが、学ぶのがしんどいという方は正直詳しい人に相談もありです。相談個所もたくさんあります。また知識が必要になった場面でネットで調べられます。

ただ私が思うに概要だけでも知っていたと知らなかったでは、対応の早さが変わったり、手遅れになったりすることがなくなるだろうと考えます。そのためにも学び、詳しく分からないなら相談する手もありだと思います。

まとめ

今回はFPの知識の幅の概要、学ぶメリット・デメリットを記載しました。

FPの知識は、自らが資金・資産を理解しコントロール下に置いていくためにも重要な知識です。

まだほんとにかな~と思う方も、本屋で概要だけでもぺらっと見てみましょう。私は性に合っていたのか面白く学べました。

デメリットも上げましたが、知識は自己の資産として残るので学んでも後悔はないのでは?と推してみます。

今までなんとなしでやってたけど、今後はライフプランを立て、資産を形成していきたいという方の一つの力になれたらなと思います。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

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